頑固と妥協の間を彷徨い、柔軟性に悩む
みなさま、こんにちは☆
先日、関西地方の方から、郵送修理のご依頼をいただきました。
機種はiPhone8でして、内容的には、当社で十分対応可能なものでした。
ただ、大変申し訳なかったのですが、ご依頼は丁重にお断りさせていただきました。
理由はですね、ご依頼いただいた際のお問い合わせ内容です。
「修理を依頼しようと、自宅周辺にある非正規店に聞いてみたのですが、言っていることが信用できず、納得する回答が得られませんでした。
こちらにもやたら店舗数は多いのですが、信頼できそうなところが見つからず、どこに依頼しようか悩んでいます。」
実際のお問い合わせはもう少し長かったのですが、何故お断りしたのかというと、この、そこはかとない上から目線に、私自身がお客様を信頼できなかったからです。
もちろん、ご依頼してくださること自体は、非常に有難いです。
しかも、わざわざ遠方から興味を持っていただいて、当社を「信用できそう」と感じてくださり、お問い合わせくださったことには、有り難く感じます。
ただ、私自身は、総じて「依頼してやる」という「上から目線」の印象を受け、信頼出来ないと判断させていただきました。
私にとってはお客様なので、上から目線でも構いません。
ただ、私も人間なので、露骨に上から目線を出されると、いい気持ちはしません。
そもそもこういう話し方をする方は、”民間のiPhone修理店”に対して、信頼感や信用感というのが皆無な状態です。
最初から最後まで、問題なく修理が完了しても「非正規店って大丈夫なの?」とずっと思っているので、すべてその目線で見ています。
非常に疑い深いため、全く問題ないことについても、疑惑をかけてきたりします。
ですので、私の経験上、修理後に、高い確率で大なり小なりのトラブルが発生します。
もちろん、当社に比があれば真摯に受け止め、しっかりと対応させていただきますが、たとえ当社に比がなくとも、トラブルに発展することもあります。
当社としては、非常に迷惑です。
ましてや郵送修理ともなると、距離があり、そのトラブルを解決するのにも時間がかかります。
当社では、民間の修理店へ「信頼」を持てとまでは言いませんが、少なくとも疑念があるのであれば、最初からAppleに行っていただくようお願いしております。
今回もそのようにお願いして、誠に恐縮ですが、当社でのご修理はお断りさせていただきました。
民間のiPhone修理店は、お客様・店側、双方の信頼関係の上に成り立っています。
何故なら、お客様は素人なので、店側はいくらでも騙せますし、逆に、店側は民間の運営ですので、お客様は店を疑おうと思えば、いくらでも疑うことができるからです。
それをお客様は「誠実に対応してもらえる」、店側は「良識のある振る舞いをしてくれる」、その無言の了解があって、民間の修理店というのは、問題なく成り立っています。
私は、信用できないと思われている方に、ヘコヘコしてお金をいただく気はありません。
私の姿勢は、利益を追求しなければならない経営者としては、失格なのかもしれません。
こういう方に、ペコペコごまを擦って、いい気持ちにさせて、お金を払わせるのが、経営者としては当然の対応なのかもしれません。
しかし、私は経営者の前に、ひとりの技術者です。
技術者として、自分の提供しているサービスには、誇りを持って取り組んでいます。
そして、誇りを持てないのであれば、やめてしまえ!とも思っています。
もちろん、まだまだ未熟者ですので、改善の余地は当然ありますし、そこは日々謙虚な心で磨いております。
と、まぁこれが本音ではありますが、私は、いつもみなさんが呆れるほどに頑固なことばかり言っておりますね。
みなさんも苦笑していることもあるでしょう。
ここで少々話は変わるのですが、先日、社名占いなるものをしてみました。
結果は、、、
https://社名占い.net/result.php?name=iTerminal
なんか、耳の痛い結果になってしまいました(笑)。
すでに度々非難を被っているような。。。w(もちろん自分のせいで)
ちなみに、「アイターミナル」だったら、
最大画数でしたー!
社名つける前に、ちゃんと見ておけば良かったなーと、ちょっと後悔。
私は占いは信じないのですが、姓名判断と四柱推命だけは、信じています。
どんな姓名判断や、四柱推命の本・サイトでも、必ず「頑固」「融通が効かない」という結果が出てきます。
見るたびに、うんざり。笑
まさか社名にまで、私の運命が出ているなんて、さすがにビックリです。
「自我が強すぎるため、狭量で包容力が乏しくなりがち」。w
冗談はさておき、もちろん謙虚でいることは大切だと思います。
お客様がお金を払ってくださるからこそ、私たちは存在することが出来ています。
それを忘れて、すべて自分の力だと勘違いし、傲慢な振る舞いをすることは断じてあってはなりません。
また、一企業として、お客様の要望に応えながら、利潤を追求していくのは、当然の姿勢だと思います。
ただし、私は、経営者としても、技術者としても、信念は一貫しているべきであり、妥協してはいけないと思っています。
芯のある人間でなければ、誰が信用しようと思えるでしょうか。
信念を失くせば、私が起業した意味もなくなります。
お客様に店を選ぶポイントがあるように、私にも絶対に譲れないポイントがあります。
これを「頑固」「客を選んでいる」「嫌な奴」と片付けられてしまうのであれば、私はそれまでの実力なんだろうと思います。
しかし、店舗運営している以上、当然ながら、その中で多少の融通は必要になってきます。
しかし、融通をきかせずぎてしまったら、芯の無いように映り、結果、信用出来ない人物になってしまいます。
私は、それは絶対に避けたいです。
「感じがいい」と思われることよりも、「感じは良くないけど、腕は確かだし誠実で信用できる」と思われたいです。
それが商売を続けていく唯一の道だと、信じております。
まぁ、とはいえ、やはり多少の柔軟性は必要だとは思っています。
それは、私も度々反省することがあります。
「断るにしても、もう少し柔らかく伝えられたかな」とか、「もう少し優しく言えばよかったかな」とか。
修理業といえど、人対人の商売だからです。
柔軟性については、まだまだ大きな課題です。
私の欠点である「頑固」という部分は、出来るだけ「意思が強い」「芯が通っている」「誠実」というプラスの印象に転換出来るといいなと思います。
商売をやる以上プロフェッショナルで無ければいけませんが、柔軟性というものは、器の大きさを測るものでもあり、あまり柔軟性に欠けると、器の小さな人間にも映ってしまいます。
大切なことは、やはりその「バランス」ですよね。
もう少しバランス感覚に優れた人間になるのが、私の目標です。
最後に、「自分は本当はこういう人間なのに、分かってもらえない!分かってもらえないなら別にいい」と開き直るのは、私は良いとは思いません。
私は、昔から第一印象は悪い方でした。
愛想は振りまかないですし、お世辞も言わないし、口数も少なくヘコヘコもしないので、最初は感じ悪く映りがちみたいです。
あとから仲良くなった人に、そのように言われたことが何度もあります。
私は昔から「人からよく思われたい」という欲がないので、特段、良く思われるような行動を取ることがありません。
裏表は全くないと思いますが、その分、愛想に欠けます。
もっと言うと、他人に全く興味がありませんでした。
いまも、普段はそんな感じです。
私は、そもそもがそんな性格なので、事業を始めてからも基本は変わりません。
私は、この店を始めてから、騙そうと思ったことは一度もないですし、出来れば親切にしたいと思っていますし、喜んで欲しいという気持ちを忘れたこともありません。
しかし、根が「人からどう思われようがどうでもいい」「お金のためにヘコヘコなんか出来ない」という性格であり、しかも、愛想を振り撒くことに嫌悪感を抱いている節もあるので、どうしても柔らかさに欠けるところがあります。
それは私も、改めなければならない点だと感じています。
信念があると言うことと、人として柔らかいことは共存できると思うからです。
「自分は本当はこういう人間なのに、分かってもらえない!分かってもらえないなら別にいい」というのは、プライベートなら全然それでいいと思うんですね。
私もプライベートの自分は、それでいいと思っています。
しかし、社会人として、また、商売人としては、みなさんの見ている「私」が「私のすべて」です。
これを「別にいい」と言ってしまうのは、それこそ傲慢ではないかと思いますし、もっと言うと、無能だとも思います。
イメージコントロールも大切な仕事だからです。
私はもう少し柔軟性を広げる意識をし、信念とのバランスを取る必要性を感じております。
そういう意味で、社名占いは、私がなんとなく足りないと感じていた部分を、しっかり指摘してくれた気がしており、いいきっかけだったと感謝しています。
私の周りは、私の頑固さを面倒だと思っていて、もう諦めており何も言ってこないので、指摘されたり注意されることもないので(笑)、占いが指摘してくれて、よかったと思っています。
言うは易く行うは難し、ですが、今後は意識して柔軟性向上に取り組んでいこうと思います。
でも、たぶんすぐには変われないので、長い目で温かく見守って頂けるとありがたいです(笑)。
今日はahamoの話をしようと思っていたのですが、話の方向性が全く変わってしまいました。
次回はちゃんとahamoの話をしようと思います!
ちなみに、私はすでにahamoの先行エントリーに申込ました☆
楽しみ〜♪