【京都から郵送】中古で購入したiPhone8にコピーが付いていた話

記事内のフロントパネルの名称表記について

【2021年3月15日更新】

記事内に登場します液晶純正パネルは、現在、液晶再生パネルに表記を変更しております。
あらかじめご理解の上、読み進めて頂けますと幸いでございます。
なお、名称を変更しただけで、パネル自体に変化はありません。

これを書いていま気付いたんですが、もう23日!?

予定していた仕事がまっっったく進んでいない!!!!!

あぁ、かなしい。

あまり先を見すぎず、目の前の仕事を一歩一歩進めていこうと思います。


では、本日の本題に入りましょう。

本日の修理はiPhone8!

ここのところ、iPhone8の修理依頼がだいぶ増えてきました。

今は8の依頼が7を上回ったような気がします。

本日のご修理は、京都府からのご依頼でした!

初京都^^

関西圏は、兵庫県・和歌山県・大阪府からはご修理のご依頼を頂いた実績がありますが、京都は初でした!

お客様、ご依頼有難うございました。

ご修理前のご相談内容をシェアさせていただきます。

中古でiPhone8を購入したのだが、画面がコピーパネルのように見受けられるため、液晶純正パネルに交換したい。また、True Toneが消失しているため、復旧してもらいたい。


このような内容でした。

端末を確認しないとなんとも言えませんので、まずは端末を送って頂いて、状態を確認致しました。


実際のパネルです。(うちの端末に取り付けて撮影しています。)

お客様の予想通り、コピーパネルが取り付けてありました。


実物は写真よりもう少し青みがかっているのですが、見た目の出来としては「悪くない」印象を受けました。

なにより輝度がしっかりとあったので、見た目だけだったら、100人中95人はコピーパネルということに気づかないと思います。

ただ、操作性が非常に悪く、動作がかなりモッサリしていました。

詳しいことは伺っておりませんが、今回のお客様はこの操作性に違和感を感じ、ググった結果、うちのホームページが引っかかり、コピーパネルが取り付けられていると気付いたのではないかと思います。

私でも、この写真を見てコピーパネルが付いているかどうかは判断出来ません。

しかし、触れば一発です。

触れば100人中80人くらいは違和感を感じるのではないかと思います。

それくらい酷かった。


それと、True Toneですね。

現在、当社では、True Toneの修復修理ができるようになりましたが、True Toneを修復するためには2つの条件があります。

まずひとつは、”画面側にTrueToneを書き込める器があること”

どういうことかというと、安価なコピーパネルだとTrue Toneを書き込めないので、修復することが出来ません。

昔は、再生パネルしかTrue Toneを書き込む器が無かったので、もしTrue Toneが消失してしまったら再生パネルに交換するしか無かったのですが、今はTrue Toneの書き込めるコピーパネルが開発されたので、コピーパネルでも修復可能になりました。

ただコピーパネルもいろいろありまして、当社の取り扱うコピーはTrue Toneは書き込めません。

ですので、True Toneを使い続けたい場合には、液晶純正パネルを選んで頂いています。

ただ、True Toneが要因となって、液晶純正パネルを選ぶ方は皆無ですけどね。

もうひとつは、”センサーケーブルがオリジナルのものであること。”

私たちの実験では、センサーケーブルが交換されてしまうと、True Toneが復旧できないことが確認できています。

今回の端末は修理歴があるとのことで、センサーケーブルが交換されている可能性があったので、修復作業を行うまで判断できませんでした。

ですので、送って頂いて修復作業を行いました。

結果は、修復できました!

(上記写真は今回のお客様の端末の写真ではありません。以前ご修理を受けて許可をいただき撮影させて頂いたお客様の端末の写真です。今回、この写真の撮影時とご修理内容が同じだったので、その時の画像を使わせて頂いております。あらかじめご了承ください。)


それと、今回はバッテリーの状態が微妙でした。

画面を取り外した際、バッテリーが妙に動くのが気になったので、触ってみたところ、簡単に外れました。



テープの取り付けが甘かったようです。

また、バッテリーは表面のカバー?がヨレていて、一度無理やり剥がしたように見受けられました。

バッテリーを無理やり剥がすと、バッテリーの状態というのは悪くなるものなのですが、今回は動作自体は正常でした。

おそらくですが、これを出品した人はすべてを分かっており、写真ではバレないコピーパネルを選び、バッテリーも動作のまともなもの(最大容量90%代)を選んで取り付けたように思います。

バッテリーに関しては、個人的にはとりあえずそのまま使って様子を見てもいいとは思ったのですが、お客様が交換をご希望されたので、今回は新品と交換してお返し致しました。


今回は、液晶純正パネルへの交換・True Toneの復旧・バッテリー交換をさせていただき、ご修理完了となりました。

内外ともに生まれ変わりました!

お客様、ご利用誠にありがとうございました^^


さて、中古iPhoneに関して、一言持論を書いておきますね。

危険だからネットで中古iPhoneを買うな!なんていう野暮なことは言いません。

だって、そんなこと無理じゃないですか。

これだけあらゆる中古品がネットで売買されている現代において、そんなこと言っても無意味なことは私にも分かっています。

私が言いたいのは、この「中古iPhone」業界というのは、怖い世界だということです。

性善説では生きていけません。

ですので、決して性善説を信じて買い物をしないでください。

私は一般の方よりネットで中古のiPhoneを買っていると思いますが、もはや何があっても驚きません。

それくらい沢山のトラブルを経験してきているからです。

本当に怖いですよ、この世界は。

私はネットで中古iPhoneを買ったとして、巧妙に騙されてもどうにか損を出さない術があるので、割と気軽に買いますが、一般の方はそうではないですよね。

ハッキリ言いますが、私は一般の方を騙せる自信があります。

もちろん、私は出来るけどやりませんよ。

私自身は性善説で生きているので、分かっているからこそ、やりません。

ですので、皆さんには忠告しておきます。

私たちプロはいくらでも一般の方を騙せる方法を知っている、ということを。

中古のiPhoneを知らない人から買うときには、私の今日のブログを思い出していただくといいと思います。


ということで、本日はこの辺にしておきます!

お客様、遠方からのご依頼、誠に有難うございました^^

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