【iPhone6S】全く同じ修理なのに正反対の価値観を持つお二方から感じること

記事内のフロントパネルの名称表記について

【2021年3月15日更新】

記事内に登場します液晶純正パネルは、現在、液晶再生パネルに表記を変更しております。
あらかじめご理解の上、読み進めて頂けますと幸いでございます。
なお、名称を変更しただけで、パネル自体に変化はありません。

みなさま、こんにちは!!

何だか最近はこの挨拶をするのが習慣になりました。笑

新型コロナウイルスが治まるどころか、益々流行し始めていますね。

世の中では「部品の調達が困難になっている」なんて話が出ていますが、うちが修理パーツを仕入れている会社も、ついにパーツの大幅値上げを決行致しました。 

中国現地は相当大変なことになっているようで、卸業者さんもてんてこ舞いのようです。

うちが取引させていただいている会社の窓口の方は中国の方で、いつも非常に丁寧で迅速な対応をしてくださるのですが、今は超忙しいみたいで、全然連絡が来ません。笑

パーツの大幅値上げだけでなく、機種やパーツによっては購入制限も始まっており、今後の状況如何では在庫不足で販売停止になる可能性もアリ。

うちは念のため、メインの会社以外にもう一社、信頼できるところを見つけてあるので(メインの会社より仕入れ値が少し高いんですが)、2社使いで何とか在庫を確保し営業を続けて行ければと思っております。

とは言え、急速に在庫自体は無くなってはいるので、場合によっては、うちも値上げの可能性があります。

ご修理をお考えの方はお早めに修理に出されることをお勧めします。

コロナウイルスの影響で、来月発売が予想されているiPhoneSE2oriPhone9も、発売が危ぶまれているようです。

中国なしでは世の中が成り立ちませんな。

ちなみに、iPhoneはメイドインチャイナですからね。

たまに、うちに「そちらで使っているパーツは中国製ですか?」という質問をしてくる方がいらっしゃるのですが、逆に伺いたいのですが、どこだと思っているのでしょうか?

iPhone自体がメイドインチャイナですよ。


さて、ウイルスの根絶を願いつつ、久しぶりにご修理のご紹介をさせていただきます!

本日はiPhone6Sの液晶故障によるフロントパネルの交換です。

しかも、これが2連続で同じ修理を承りまして、その内容が非常に興味深いものだったので、本日はこちらをご紹介させていただきます。

お客様、ご利用誠にありがとうございました^^


まず、1件目のご修理から。

「操作できなくなった!」とお持ち込みいただいた時の写真です。

修理前はここまでシミは出ていなかったのですが、操作は全く出来ず、一切使用できない状態でした。



ご修理前に”コピーパネル”と”液晶純正パネル”についてご説明しまして、ご希望をお伺いしましたところ「まだしばらく使用したいから」ということで、液晶純正パネルを選ばれました。

ご修理に使用したパネルはこちら。



お客様には「綺麗に直ったー!よかったぁ」と大変喜んでいただきました。

今回のご修理は、iPhone6Sの液晶純正パネルへの交換で、ご修理料金は12,990円(税込)でした。

お客様、ご利用誠にありがとうございました^^


2件目のご修理は、以前当店で交換修理したパネルを割ってしまったので、もう一度交換してほしいというご依頼でした。

では、割ったパネルを見てみましょう。



当ブログの読者の方にはお馴染みではありますが、コピーパネルです。

こちらのお客様は、前回のご修理ではコピーパネルを選ばれましたが、今回もまたコピーパネルを選ばれました。

修理後の写真はこちら。



写真では、液晶の色味がかなり青く出てしまっていますが、実際にはここまで青くはないです。

ただ、純正と比べると、やはりかなり暗く、青みがかった印象を受けるとは思います。

今回のご修理は、コピーパネル破損→コピーパネルへの交換で、ご修理料金は7,700円(税込)でした。

お客様、ご利用誠にありがとうございました^^


本題はここからです。

今回のお客様お二方は、iPhone6Sのフロントパネル交換という、全く同じ修理内容でした。

しかし、払った金額は7,700円と12,990円、実に5,300円もの違いがあります。

それはお客様おふたりの価値観による違いです。

まず、最初のお客様。

今まで一度も修理に出したことがなく、当社の利用が初めて修理でした。

ですので、コピーパネル初体験でした。

うちはコピーパネルを見本として置いておりまして、ご修理前のパネル説明の際に「純正とどう違うのか?」というのを実物を触って頂き、体験してもらっています。

こちらのお客様はコピーパネルを見た途端「あ〜、全然違いますね・・・」という感想をこぼしておられました。

実際に触ってみて、操作感に慣れなかったようで、最終的に液晶純正パネルをお選びになりました。

「もう壊したくない」という想いも強かったんだと思います。


次のお客様。

こちらのお客様は、最初のお客様とは真逆の価値観です。

コピーパネルを半年くらい使った上で、またコピーを選ばれています。

お客様には詳しくはお伺いしておりませんが、またコピーでいいということは、明るさも色合いもタッチの感度も、そして耐久性も全く気にならず「操作できるなら安くていい」タイプの方なのではないかと思います。

全く同じ修理なのに、人によってここまで違うのって、面白くないですか?

私は「人間って本当に十人十色だなぁ」としみじみ思いました。

現代は特に、価値観が多様化している時代です。

みんなで「これが正解!」というものは少なく、みんながみんなそれぞれに良いと思ったことにお金や時間を使う時代です。

しかし、そんな現代でも、日本人の中で数少ない絶対正義が、この「iPhone」です。

ここまで老若男女に親しまれている製品って、現代では稀有なのではないでしょうか。

それによる弊害が、修理という面に大きく現れていると私は思います。


本来、モノというのは値段によって、ある程度住み分けされているものだと思うんですね。

例えば、車を例にしてみましょう。

私はダイハツの軽自動車、ミラを乗っています。

ある方は、プリウスを乗っており、ある方はベンツを乗っている。

これって、言い方はよくないかもしれませんが、ミラを乗っている私は、ベンツを乗っている方の行くカーディーラーや修理店には行かない(行けない)ですよね。

逆に、私が行くような修理店にはベンツの方は行かないと思うんですね。

例えがちょっと分かりづらくて申し訳ないんですが(笑)、要は、大抵のものというのは、支払う金額によってある程度住み分けされていて、利用する店も住み分けされているということです。

しかし、iPhoneはどうでしょうか。

いまや小学生(下手したら幼稚園生)から80代のお年寄りまで持っています。

田舎の人も都会の人も、お金持ちの人もお金に余裕のない人も、文字通り「老若男女」が持っています。

iPhoneはそもそもは高価なものではありましたが、キャリアショップが契約の代わりにタダ同然で配りまくったことで日本人に馴染みが出来たこと、それと今は中古業界が非常に活発で、状態の良いiPhoneが格安で沢山出回っている影響で、誰でも気軽に持つことができます。

こんなに幅広い世代の人がみんな持っていれば、そりゃその中で要求するものが違ってくるというのも、当然ではありますよね。

それをクソミソにして、コピーパネルの事実を黙って、誰にでもコピーで修理してしまうと「ちゃんと修理したい」という希望を持った方から不満が出てしまうのは、至極当然の流れのような気がします。

2番目のお客様のような方を相手にしている分には、むしろ感謝されます。

だって、正規店に頼めば数万円かかるようなところを、私たちなら、数千円で修理して使える状態にできますからね。

ただ、最初のお客様のような方にコピーを黙って出してしまうと、「騙された」と思われてしまいます。

それが民間の修理店の非常に難しいところであると、私は思っています。


先ほどの車の例でいうと、うちでは「プリウス」のお客様をメインターゲットにしているイメージです。

中間の「そこまでうるさくは求めないけど、使用上弊害のないようにちゃんと直して欲しい」という皆様。

日本では、おそらくこの層が人口割合的には1番多いと思いますので、私はこういう皆様をお客様として想定しています。

ベンツの方には正規店を勧めますし、ミラの方には「他も検討してみては?」と勧めます。

自分の合わない店を利用しても、品質面・金銭面、どちらも不満が残ると思いますので、私はよく吟味してから利用して頂きたいと思っています。

うちは品質を売りにしていますが、私がこういうスタンスだからか、不思議とうるさく要求してくる方って本当にいません。

私には「では正規店に行ってください」という伝家の宝刀があるので、もしもの時はこれを行使してしまうのですが、それにしても、うちのお客様は皆さん、本当にうちにすべてをお任せしてくれるので大変助かっております。


私たちは民間の修理店ですので、本来はどう営業してもそれぞれの勝手だと思うんです。

お客様に誠実に接しようが、騙そうが、はたまた粗悪品を使おうがちゃんとしようが、それぞれがぞれぞれに適切だと思う営業方法を行えばいいと思っています。

私も今までは他店・他の会社のことをあれこれ批判めいたことを言っていた時期もありましたが、それを公に発言するのは、今後は慎もうと思っております。

それは、私に対する批判が怖いからではありません。

なぜかというと、私は「私にとっては自分の方針が正しい」ということに確信がもてたからです。

もっと言うと「私が想定しているお客様像通りの方々に利用して頂けるようになったので、他店のことをあれこれ言う意味が無くなった」からです。

よくも悪くも、他のことが非常にどうでもよくなってしまいました。

私には私の正義があって、他の方には他の正義があって、それって相容れる必要もないわけですよね。

これだけ価値観が多様化している時代、私の正義に賛同してくださる方はうちを利用すればいいし、他の店に賛同する方はそちらを利用すればいいわけで、私が声高に「これが正解だ!」なんていうのはナンセンスなんじゃないかと思い始めました。

今後は他の店や会社に対する意見や発言は、公の場では慎もうと思っています。


当社はこういう会社なので、全国各地からしばしば「〜県〜市のあの店に行ったら超不誠実だった!しかも勝手にコピーがつけられた!騙された!」というお声が届きます。

私も今までは、同じ業界、業種の人間として、

「そういうのはありえない!信じられない!」

と怒りや悲しみがあり、そういう事実を世間に公表していく使命感を勝手に感じておりまして、

「実態をブログに書いてやる!(勿論実名は載せませんが)」と、かなりアグレッシブに記事を書き続けていました。

それによって、沢山の店や会社を敵に回し、鬱陶しい意見のようなものが来たり、脅迫まがいなメッセージが届くこともありました。

また、上記のように、全国各地の方から、私には一銭にもならない(こんな言い方で申し訳ないですが、今日だけは言わせてください)相談や愚痴を聞かされてきました。

その相談や愚痴も売り上げに繋がればいいですが、繋がらないことも多々ありました。

私も今までは情報収集のためもあり、それなりに詳しくお話を伺ってきましたが、それも金輪際やめようと思っています。

私に毒が抜けたようで面白くないでしょうか?



ただ、他の店や会社にはそれぞれの事情と能力と価値観があり、みんなそれぞれその中でベストだと思う方法で営業していると思うんです。

それを私が表面だけ切り取って批判するのも間違っているような気がします。

決めるのは消費者であり、支持されなければ潰れるだけです。

また、自分自身はそれなりにうまくいっており、来年は法人化を考えているくらいなのに、これ以上敵を増やすことにも何の得も見出せません。

私は世の中に非正規店の実態を発表する役目を終えようと思います。(そもそも勝手にやっていただけですが笑)

ご修理事例のひとつとして、今まで通り、上記のような内容でブログ記事を書くことはあると思います。

ただし、事実を書くだけに留めます。

写真は今まで通り掲載していきますので、写真とホームページに公開している内容で判断していただいて、必要な時は修理を依頼していただければ幸いです。

私たちは今後も変わらず、お客様に対して誠実に正直に、そして良いものを適正価格で届けられるように努力してまいります。

そんなうちの価値観に賛同してくださる方は、ぜひご利用していただければ嬉しく思います。 


では、本日は少し長くなりましたが、これで終わりにしたいと思います。

お客様、ご利用誠にありがとうございました^^

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