後楽園店閉店のお知らせ
みなさん、こんにちは!
今日はお知らせがあります!
東京都文京区にございます当社の後楽園店を、先の10月31日をもって閉店致しました。
まずは、これまで御愛顧賜りました皆様に心より感謝申し上げます。
誠に有難うございました。
今後は、茨城県・取手市にて今までと変わらず営業して参りますので、引き続き、ご愛顧頂けましたら幸いでございます。
後楽園店については、新型コロナウイルスの感染が広がってから、営業と休業を繰り返しながら続けている状態ではあったのですが、先日、正式に閉店致しました。
さて、通常であれば、閉店した理由は、自ら発信しないと思うのですが、私は開店以来応援してくださっている方が沢山いるので、皆様に向けて理由を書いていこうと思います。
この時期に「閉店」というと「またコロナで閉店が出た」と思われる方も多いかもしれません。
先日、閉店の事後処理に、久しぶりに後楽園店に行きまして、そのついでに周辺を少し歩いたのですが、以前に比べて、空きテナントが確実に増えた印象がありました。
私の場合は、新型コロナウイルスの影響もありますが、それよりも直接的な理由があります。
簡潔に言うと、賃貸契約が終了したからです。
契約の関係で言えないこともあるのですが、かいつまんで言うと、契約更新でもなんでもない普通の日に、家主が突然「家賃を上げる」と言い出す事件がありまして、その後すったもんだあった末、賃貸契約が終了となりました。
私たちは、新型コロナ流行以前は、後楽園店でそれなりにやっていましたし、夏くらいまでは、休業を挟みつつも営業を続けており、今後も続ける意思がありました。
ただ、私たちは茨城に住んでおりますので、後楽園店には、茨城から通うことになります。
東京都のコロナウイルス感染者数がこれだけ毎日細かく報道されている中で、千葉に「東京に行ってきてくれ」とは、私は申し訳なくて言えませんでした。
かと言って私が積極的に通っていたら、私がウイルスを持ってきてしまう心配もあります。
もちろん、コロナウイルスを過度に心配するのもよくありませんが、わざわざ積極的に出向いていく必要もありません。
幸い”毎日店に行かないと潰れる”というほどお金に困っていたわけではありませんでしたし、東京に店を持てるチャンスはそうそう巡ってくることではないので「後楽園店は赤字でもいいから、とりあえず持っておこう」と、件の事件までは考えていました。
ただ、この事件の後、私も真剣に考えまして、最終的に「家賃(固定費)を上げてまで、借りているメリットを感じられない」という決断に至り、閉店することを決定しました。
まだいつコロナウイルスの感染が落ち着くのかも分からないですし、なんなら、いま、少しずつ寒くなってきて、再拡大の可能性も報道されています。
いつ不安なく営業を再開できるのか、私には見当もつきませんでした。
また、来年1月に法人化する予定であることは、先日のブログ内で触れたと思います。
法人化するには費用がかかりますし、今までかからなかった法人税等の税金の支払いも待っています。
それに、個人事業から法人へ名称を変更することになると、看板やネット広告等も再作成しなければいけないので、これもまたお金がかかります。
ただでさえ物入りのこんな時期に、いつまで続くか分からないことに資金を費やし、さらに値上がりするっていうんだから、そりゃ「辞める」という決断以外、しようがないと思います。
繰り返しになりますが、今回の閉店は、コロナウイルスの影響もあるにはあるのですが、直接的な理由は「一方的に勝手に家賃を上げられた」からです。
最後に、先方に「家賃を上げなければ続けます」と伝えましたが、「じゃあ他を探します」と言われたので、そこで契約終了になりました。
これが後楽園店閉店に至った経緯です。
ただ、この時期に「閉店」というと、みなさん「コロナウイルスで大変なのね・・・」とおっしゃって心配してくださいます。
そのお心遣いは嬉しくもあるのですが、私としては前向きな閉店ですので、その点は心配しないでください!
むしろ経費が下がって、結果としては有難いくらいです。
売上がない中で営業を続けることは、苦しさはありつつも、どうしても「辞める」という決断はできなかったので、家主には、むしろきっかけをくれて、今となっては感謝をしているくらいです。
傍若無人かつ身勝手なきっかけでしたけどね。笑
私はこう見えて、意外とスパッとした決断ができないところがあります。
「新しいことを始める」ということや、環境の変化に対して、「期待」「喜び」よりも、「恐怖」「金欠」という気持ちが先立ちます。
よく他の人からは「自信満々に見える」とか「芯が強い」というようなことを言われますが、実際は全くそんなことはありません。
自信なんて無いですし、常に恐怖と闘っています。
後楽園店を始めると決めた時も、しばらくは不安でよく眠れませんでした。
ですので、後楽園店を辞めるという決断も、なかなか出来ませんでした。
ただ、辞める決断は、始める決断よりも、決めた後の精神状態が安定していますね。笑
後楽園店を辞めると決断できたのは「本当に必要な方は、取手店まで来てくれる」という経験が大きかったです。
後楽園店を休業している間、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県など、首都圏のお客様が取手店まで来てくださることが頻繁にありまして、後楽園店を持っている必要性に疑問を感じたことも、閉める要因になりました。
店舗を維持することにお金を費やすよりは、”わざわざ行く価値のある店”を目指す方が、店のコンセプト的にも合っているような気がします。
今後は取手店の店舗営業のみならず、郵送修理やオンラインショップ等の、ネット営業にも益々力を入れていく予定です。
今後も皆様のお役に立てますよう精進して参りますので、何卒宜しくお願い致します^^
以上、後楽園店閉店のご報告でした!