【iPhone6S】コピーパネル→液晶純正パネルへ交換

記事内のフロントパネルの名称表記について

【2021年3月15日更新】

記事内に登場します液晶純正パネルは、現在、液晶再生パネルに表記を変更しております。
あらかじめご理解の上、読み進めて頂けますと幸いでございます。
なお、名称を変更しただけで、パネル自体に変化はありません。

修理日:2019年11月1日


先日承りましたご修理事例をご紹介させていただきます。

本日のご紹介はiPhone 6S。

全く同じ日に全く同じ機種の、全く同じ工程の修理を取手店・後楽園店で承ったので、興味深いと思いまして、本日はご紹介させていただくことに致しました。

お客様、ご来店誠にありがとうございました^^

当ブログ購読者の皆様にはすっかりお馴染みになりましたが、今日もコピーパネルから液晶純正パネルへの交換という内容です。

まずは、取手店から。

数週間前に他の非正規店にて画面交換をしてもらったのですが、画質の悪さとタッチの感度の悪さがずっと気になっていて再修理を考えています。
また、画面交換直後から本体が発熱するようになってしまいました。一度見てもらえませんか?

ご相談いただいたのはこのような内容でした。


では、実際に取り付けてあった画面を見てみましょう。


非正規店が「画面交換」で使用しているパネルとしては一般的なものかな、という印象を受けました。

色味が青いし暗いし画質も荒いけど、 この程度ならコピーだと気付かないで使っている人も多いでしょうね。

見た目よりも、操作感の悪さが気になりました。

お客様もおそらく画質や色合いよりも、操作感に我慢できなくなったのだと思います。


色合いの話をしていると、たまに「色味なんてアクセシビリティのディスプレイ調整でカラーフィルタを使って調整すればいいじゃん」と、頭の悪い修理屋やパーツ屋が言ってくることがあります。

「なんで金払って画面交換してる側が気を遣って調整すんだよ。頭おかしいんじゃないの?」 というのが私の意見であり、こんなことを恥ずかしげもなく平然と言ってのけることに軽蔑すらしておりますが、まぁ、正直言うと確かにカラーフィルタで調節すればある程度誤魔化すことはできると思います。

「コピーは純正に比べて輝度が低いため暗い」と言っても、そこまで目に見えて暗いパネルなんて、コピーパネルをお客様に黙って取り付けている店は弾いていると思いますし、見た目はある程度は誤魔化せるとは思います。

ただ、この操作感だけはいかんともしがたい。

そして、1番バレてしまうのも、この操作性の悪さなんですよね。

色味や明るさなんていうのは、多分最初はバレていないんですよ。

私たちのように毎日毎日何百何千と画面を見ていればそりゃもちろんすぐに気付きますが、一般の方は多少暗くとも色味がおかしくても気づくことはありません。

どこで気づくかというと、操作感です。

修理後にiPhoneを使っていて「あれ?」と思う回数が増えてくると「何かおかしい」と不審に思い、ネット検索し、うちのホームページに辿り着き、コピーの説明を見て「あっ確かに言われてみれば暗いし色も変だな」ということに気付くのだと思います。

では、うちでお出しした画面をお見せしますね。


私から言わせると、コピーパネルなどiPhoneのフロント画面ではないです。

コピーのことを「純正と大して変わらないよ」などと言っている修理店も多いですが、本当に一緒にされたくない。

先日後楽園にいた時に飛び込みで来た年配の男性の方に「iPhone7のガラス割れ画面交換修理はいくら?」と尋ねられたのですが、料金を説明したら「えっそんなするの?」と言われました。

都内では非正規店がコピーパネルを使用した画面交換の修理を爆安でやってしまっているせいで(勿論多くの店でいまだにコピーパネルの説明はしていません)、何も知らない大勢の一般の人の中には「非正規店=安い」という構図が出来上がってしまっています。

本当に良い迷惑。

私たちは地道におひとりおひとりに対して日々説明を怠らず、他店との品質の違いについて説明をして意識改革をしているのですが、まだまだ大変な作業です。

修理料金がたけーたけー言ってくるこういう人達とそれに応えて爆安で修理している店のせいで、ちゃんと修理したい人とちゃんと修理している店は割りを食っています。

安さばかりを求めているから、結局、非正規店に良いカモにされて、こんな事態になっているわけでしょ。

あなたたちがどんな品質のものを使おうと選ぼうと私たちには一切無関係ですが、せめて当たり前にまともな人たちには迷惑をかけないで頂きたいです。

ちなみに、画面交換後に起きた発熱に関しては、液晶純正パネルへの交換後、収まりました。

安心いたしました。

④バッテリーの駆動時間ー「コピーパネル」「液晶純正パネル」品質の違い


では、こちらのご修理のご紹介はこれくらいにします。

お客様ご利用誠にありがとうございました^^


次は後楽園店から。

数ヶ月前に他の非正規店で画面交換の修理に出したのですが、今日また壊れてしまいました。
おそらくそちらで言う”コピーパネル”が取り付けられていたように思います。
直るかどうか見てもらえませんか?


実際のパネルはこちら。


壊れ方が典型的なコピーですね。

では、うちでお出ししたパネルをお見せします。


この仕事のいいところって、画面の写真一発で「私たちがどれだけ品質を守っているのか?」というのが伝わるところです。

コピーパネルを勝手に取り付けられた後はどうしても「画面交換してちゃんと元に戻るのだろうか?」と不安な方もいらっしゃいますが、ちゃんと元に戻りますので大丈夫です。

その点は私が保証致しますので、ご安心くださいね^^


最後に、私からひとつアドバイスしておきます。

非正規店に画面交換修理に出して、勝手にコピーパネルを取り付けられてしまい、修理後に違和感を感じたら、再修理を考える前にまずはその店に聞いてみてください。

「なんか変なんですけど」って。

もし、修理前に記載する受付書の免責事項欄に、それに該当するようなことが書いてあったら、悲しいですが、突っぱねられるかもしれません。

でも、修理店側はトラブルになるのが嫌なので、例えば「何勝手にコピーつけてんだよ!」と怒れば、画面を戻して返金するくらいはしてくれるのではないかと思います。

また、おそらく保証期間なんかも3ヶ月くらいはついていると思うので、丁寧に説明して返金を要求すれば通らないこともないのではないかと思います。

再修理に出すのもお金がかかるので、うちへご依頼いただく前に「あれ?」と思ったら、まずは元の修理店に相談してみていただくといいと思いますよ。


では、今日はこの辺にします!

これから簿記2級の分厚い過去問集をやらないといけないので。笑

本日のご修理はiPhone6S・コピーパネル→液晶純正パネルへの交換で12,980円(税込)でした。

本日ご紹介させて頂きましたお客様、ご利用誠にありがとうございました^^