ソフト系のメニューを廃止致しました
そういえば、東京の新店舗の店名を決めました。
「iPhoneターミナル後楽園店」に決定!!
店名を決めたと言ってもそんな大それた店舗ではないので、偉そうに言うのは恥ずかしいんですが(笑)
店舗の外観としては、正直、取手の店よりもボロいし怪しいです。
色々な方に「東京進出おめでとう!」と言っていただくのですが、本当に進出なんて大それた店じゃないので、恐縮してしまいます。
あとで外観の写真を載せますが、多分皆さんが想像しているより遥かにショボいと思います。笑
東京都文京区の後楽園駅近くの都営アパートの1階部分を3社で借りている一角がうちの新店舗なんですが、まず見た目はボロいし汚いし、なんか全体的にゴチャゴチャしています。
1番最初にこの場所を見に行ったとき、まぁ外観に関しては取手店のボロさに慣れているのでそんなに気にならなかったのですが、店舗内が負けず劣らずすごい汚くて。
ゴミやガラクタに溢れていて、とんでもない状態でした。
正式な契約としては12月1日からなので、それまでには綺麗な状態にして明け渡してもらう予定にはなっているのですが、店舗内は結構改装しないといけないんですよね。
とりあえず、床はこの日曜日に父に手伝ってもらってクッションフロアを張りに?敷きに?行く予定です。
師匠が取手店の大理石柄の床が気に入っているので、後楽園店も大理石柄のクッションフロアを購入しました。
あと、問題は壁ですね。
最後に見に行った時には、壁に色々絵画やチラシなどが貼ってあったせいで見えなかったので、日曜日にクッションフロアを張りに行った際にどうするのか決めようと思います。
私のモットーは「小さく始めて大きく育てること」と「無理をしない」ということです。
私は意外とこう見えて、全く無理はしません。
何をやるにしても「ここまでだったら失敗しても死なないな」というライン以上は超えません。
今回の東京の2店舗目のお話も良縁に巡り合えたので始めることにしましたが、そもそも「東京に店を出す」なんて考えてもいませんでした。
固定費だけで毎月何十万もかかったら、うまく行かなかった時に取手店共々倒れて死んでしまうからです。
私はそんなリスクは絶対に犯しません。
新しいことを始めるときは「うまくいったらどう展開していくか?」よりも「うまくいかなかった時にどうするか?」を考えて、最終的な結論が「失敗しても死なない」だったら始めることにしています。
欲をいえば、私だって真新しい清潔な店舗に自分好みの家具でも置きたいですよ。
でもまだ始める前からそんなことしたって、うまくいかなければ全部無意味じゃないですか。
イメージコントロールとして「スタイリッシュな店」を演出するのに必要とかだったら、まとまったお金をかける意味もあるかもしれませんが、うちは基本がiPhoneの修理とApple製品の買取ですしね。
飲食店や美容室のように一定のリピートが見込める職種なら分かりますが、うちは「壊れなければ行く必要がない」「不用品がなければ行く必要がない」という、人々にとって基本用のない業態なので、店舗にそんなにお金をかけても無意味だと、私は思っています。
東京の新店舗の固定費は立地を考えるとありえない破格ですし、まぁある程度見た目がボロいのは仕方のないことだと諦めています。
お金が無いなら無いなりに出来るところまでは工夫してやって、あとは始めて軌道に乗ってきてから少しずつ広げていけばいいと考えています。
テレビで芸人さんやスポーツ選手の方が「自分のランクを上げるために無理して高い家賃のところに住んだり、高級車を買って自分に発破をかける」というようなお話を聞いたことがあります。
「そのときは辛かったけど、後から考えたら結果それが良かった」とおっしゃっておりました。
でも、それはやっぱり成功者の話だと、私は思ってしまうんですよね。
私は視聴者やファンとしてはそういう破天荒な人、大好きです。
芸能人やスポーツ選手の方々は、成功したら「ブランド物を着て高級車に乗って高い家を買って何人も愛人を侍らせる」という絵に描いたようなストーリーが、私は夢があって大好きです。
そういう昭和みたいな有名人もいてほしいなぁと思います。
でもそれはほんの一握りの方のお話で、その裏には自分に発破をかけたところで成功を掴めず脱落していった人が五万といると思うんですよね。
見ている分には楽しいですが、自分はやりたいとは全く思いません。
うちの父もよく「ぬるま湯にいたらダメだよ。ケツに火がついた追い詰められた状態にならないと成長しない。」と言ってきます。
私の意見としては「別に発破をかけようがかけまいが私は日々やることは同じだし、大体成功なんて運の要因が大きいんだから無理したら死ぬ確率の方が高くないか?」と思うんですよね。
こういう意見って、やっぱり「ゆとり」とか言われるんでしょうか?笑
「あとがない」状態だと結構無理しないといけないので、それが成長につながるというのは一理あるとは思います。
ひとつ言えることは、物事には「無理しどき」というのがあるんでしょうね。
自分で自分の食い扶持を稼がないといけない仕事の人には、多分「勝負のしどき」というのが必ず訪れるんだと思います。
私は今はまだ全く無理しない一切勝負などしていないですが、きっと一世一代の人生の勝負時が訪れるんだと思います。
伸るか反るか、勝つも負けるもそれもまた人生ですね。
そのときを楽しみに日々コツコツとできることを精一杯こなしていこうと思います。
と、東京の新店舗の話はさておき。
後楽園店を始めるにあたって取手店の運営方法を見直しております。
取手・東京の2店舗を師匠と2人だけで回していかなければいけないので、運営体制を整えなければいけません。
そのひとつとして、修理のメニューを改めて見直し、今後はソフトウェア系の故障のご修理は基本的に承らないこととし、メニューをすべて廃止致しました。
ソフトウェア系の故障というのは、代表的なものがリンゴループです。
お電話でのお問い合わせの際にリンゴループの状態を詳しくお伺いして、原因が「バッテリー」だと判断できない場合には、基本的にはiTunesを使ったアップデートや復元などの修復は今後はうちの店では行わない予定です。
あとは同じように、iTunesを使った初期化や復元、また、古い端末から新しい端末へのデータ移行など、お客様のデータに触れるソフトウェアのご修理に関しては基本的にすべてお断りさせていただこうと思っております。
今までは頼まれればそんなに高くない金額でお受けしていたのですが、ソフトウェアの修復は時間がかかる上直らないことも多く、直らないとお金を頂けないので、正直あまりやりたくなかったんですね。
今までは1店舗に2人いたのでそれでもよかったのですが、今後は1店舗に1人という体制なので人手も限られます。
私はできるだけハードウェアの修理(画面交換、バッテリー交換など)のお客様を優先したいので、誠に恐縮ですが、今後はソフトウェアのご修理をお断りさせていただく方針に致しました。
ただ「基本的に」なので、どうしてもと頼まれればなんとかお受けしますので、その時には費用面含め別途ご相談頂ければと思います。
また、データ移行に関しては古い端末をご売却いただけるのであれば、割安で承らせていただきます。
あと、既存のお客様にはできる限りご協力させていただきますので、お困りの際にはこちらも別途ご相談いただければと思います。
その辺は臨機応変でお付き合いさせていただければ幸いです。
以前、このブログにもちょっと書いたのですが「何をやるか」よりも「何をやらないか」を決めることの方が難しいんですよね。
私などもチャレンジ精神旺盛ですし、やらない!できない!と言えない性格なので、やらないことを決めるのは非常に難しいです、
でも、この仕事を始めてから、特に師匠が店に来てからですね。
「やらないことの重要性」というのを身に沁みて感じるようになりました。
最近なんて修理すらも、ほとんど断るような姿勢です(笑)
私たちは非正規店での修理のデメリットを隠さずお客様へ堂々とお伝えしますし、すぐ「では、どうぞAppleへ行ってください」と言うので、お客様からすると「逆に信頼できる」と思っていただけているようで、むしろ“やらない姿勢”が奏功していると感じております。
それもこれもやっぱり普段から無理していないからだと思うんですよね。
いろいろ無理していて資金がカツカツだったら、絶対に“掴んだ魚は逃さない”状態になり、無理に修理してトラブルが多発しているんじゃないかと思います。
やらないということを決めるのは難しいですが、やらない勇気というのがとても大切だと感じております。
この辺は師匠が結構ガツガツ決めてくれます。
「これどう思いますか?」と尋ねると「別にやらなくていいと思いますよ。」と、それで大体終わります(笑)
全国から郵送のご修理や修理のご相談が増えてきていることもあって、今後は益々ハードの修理に心血を注いでいきたいので、ソフトウェア修復のメニューは明日12月1日より廃止とさせていただきます。
ご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんがなにぶん2人なもので身体が限られていますので、何卒ご理解いただけますと幸いでございます。
宜しくお願い致します。
ー後日談ー
2020年3月15日更新
今はデータ系のメニューも復活させましたが、私自身は基本的にデータに触れるのが好きではなので、ほとんど受けていないというのが現状ですかね。
師匠がひとりでいる時は、割と受けているみたいです。
その辺は個人店なので、自由にやらせてもらってます。